ねえ、炭酸飲料を飲むと鼻の奥が「ツン!」ってすることない?
あの独特の刺激、なんで起きるんだろうって不思議に思ったことないかな?
実はね、あれは味覚じゃなくて、とっても面白い体の仕組みが関係しているんだよ!
今日はその「ツン!」の正体を一緒に探ってみよう!
🥤あれは「味」じゃない?!三叉神経のしわざ!
まず最初に知っておいてほしいのは、炭酸飲料の「ツン」は、舌で感じる「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」といった味覚とはちょっと違うってことなんだ。
じゃあ何なの?って思うよね?
実は、私たちの顔には「三叉神経(さんさしんけい)」っていう大事な神経が張り巡らされていて、これが深く関わっているんだよ。
三叉神経は、顔の感覚(触覚、温覚、痛覚)や咀嚼(そしゃく)運動を司る神経なんだけど、実は「化学的な刺激」にも反応するんだ。
そう、炭酸飲料に含まれる「二酸化炭素(CO2)」が、まさにこの化学的な刺激を引き起こすんだね!
🔬ツン!の科学的なメカニズムを深掘り!
じゃあ、二酸化炭素がどうやって三叉神経を刺激するんだろう?
それはね、こんなステップで起こるんだ。
- ステップ1:二酸化炭素が水に溶ける
炭酸飲料の中では、高い圧力がかかっているから二酸化炭素が水の中にたくさん溶け込んでいるよね。 - ステップ2:炭酸と水素イオンの生成
口の中でこの二酸化炭素が水と結合すると、「炭酸(H2CO3)」という弱い酸になるんだ。
さらにこの炭酸は、「水素イオン(H+)」を放出する性質があるんだよ。 - ステップ3:三叉神経の活性化!
この放出された水素イオンが、舌や鼻の奥にある三叉神経の末端にある特定のセンサー(TRPA1チャネルなどが有名だよ!)を刺激するんだ。 - ステップ4:脳が「ツン!」と認識
この刺激が脳に伝えられて、「痛み」や「刺激」として認識されるんだ。これが、私たちが感じる「ツン」の正体ってわけ!
なんだか理科の授業みたいになっちゃったけど、これってすごくない?
味覚だけじゃなくて、こういった「化学受容器」の働きで、私たちは飲み物の多様な感覚を楽しんでるってことなんだね。
👃なぜ「鼻の奥」がツンとするの?
「ツン」は口の中だけじゃなくて、鼻の奥でも感じるよね。
これは、炭酸飲料を飲む時に発生した二酸化炭素ガスが、鼻腔の奥にまで到達するからなんだ。
鼻腔の粘膜にも三叉神経の末端が分布しているから、そこでも同じように刺激が起こって「ツン」と感じるんだよ!
特に、ゴクッと飲んだ時や、鼻から抜ける息と一緒に刺激が感じやすいのはこのためなんだね。
✨この刺激が炭酸飲料の魅力!
普段何気なく感じている「ツン」の感覚も、こうやって科学的に見てみると、とっても奥が深くて面白いよね!
このちょっとした刺激が、炭酸飲料の「爽快感」や「スカッと感」をより一層引き立ててくれているんだ。
次に炭酸飲料を飲む時は、この「ツン」の正体を思い出して、いつもとは違う感覚で味わってみるのも楽しいかもね!
さあ、炭酸の奥深き世界をさらに楽しもう!
足👣跡