💡なぜ自分でくすぐってもくすぐったくないの?

ねぇねぇ、ちょっと不思議な話なんだけどさ、みんなも経験あるでしょ?
自分で脇腹とか足の裏をくすぐっても、全然くすぐったくないのに、人からくすぐられると悶絶しちゃうのって。
これってなんでなんだろうって思ったことない?
実はこれ、僕たちの脳のめちゃくちゃ賢い働きが関係してるんだよ!

脳の「予測能力」がカギを握る!

この不思議な現象の答えは、僕たちの脳が持つ驚くべき「予測能力」にあるんだ。
簡単に言うと、脳は『今、自分がこの行動をするから、こんな感覚が起きるだろう』って、事前に予測しちゃうんだよ。

小脳が司令塔!

特に重要な役割を果たすのが、脳の後ろ側にある「小脳(しょうのう)」
小脳は、運動のコントロールだけじゃなくて、実は『次に何が起こるか』を予測する機能も持っているんだ。
例えば、自分で指を動かして自分の腕をくすぐろうとすると、小脳はもうその動きを予測して、
『よし、この刺激は自分で起こすものだから、あまり重要じゃないな』って判断するんだよね。
そして、その情報は、僕たちが感覚を感じ取る「体性感覚野(たいせいかんかくや)」に送られる前に、
“自動的に抑制”されちゃうんだ!

感覚フィルタリングの魔法

この脳の働きは、専門的には「感覚フィルタリング」とか「自己生成感覚の抑制」って呼ばれることがあるよ。
つまり、自分で作り出した感覚(自己生成感覚)は、脳にとって予測可能な「既知の情報」だから、
『これは大したことない!』ってフィルターをかけて、僕たちの意識からシャットアウトしちゃうんだね。

  • 自分でくすぐる場合:脳が動きを予測 → 感覚を抑制 → くすぐったくない!
  • 他人にくすぐられる場合:脳が動きを予測できない → 感覚を抑制しない → くすぐったい!

なぜ他人にくすぐられると「くすぐったい」のか?

じゃあ、なんで人からくすぐられるとあんなにくすぐったいんだろうね?
それはね、脳がその刺激を『予測できない予期せぬもの』と認識するからなんだ。
予測できない刺激は、脳にとっては「新しい情報」であり、もしかしたら「危険な信号」かもしれない!
だから、脳は警戒態勢に入って、その刺激を増幅させて僕たちに伝えようとするんだよ。
もし、僕たちが自分でくすぐってもくすぐったかったらどうなると思う?
服が体に触れるたびに、髪の毛が顔に触れるたびに、いちいちくすぐったくて、日常生活が大変なことになっちゃうよね!
この脳の「感覚フィルタリング」機能は、僕たちが余計な刺激に煩わされずに、
本当に重要な情報(例えば、蚊が止まったとか、何かに触れたとか)だけに集中できるようにするための、
とっても大切な進化の産物なんだ。

まとめ:脳の賢い選択!

どう? 自分でくすぐってもくすぐったくない理由、納得できたかな?
これはね、僕たちの脳が、無駄な感覚を排除して、本当に必要な情報だけに意識を向けさせるために、
ものすごく賢く、そして効率的に働いている証拠なんだ。
だから、次に人からくすぐられたら、
『ああ、今、僕の脳がちゃんと予測できない刺激をキャッチしてるんだな!』って、ちょっと感心しちゃうかもね!

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